サイディング外壁の外壁塗装に臨む前に押さえておきたいコト

住宅の外壁は常に太陽光や雨風、排気ガス等の汚れた空気に晒された状態にあるので、時間の経過とともにどんどん劣化していきます。そんな外壁を長持ちさせるためのメンテナンス方法や外壁素材の種類・耐久性、今主流となっている窯業系サイディングの特徴などを中心に紹介します。

日本の住宅を支えるサイディングの外壁の基礎とメンテナンス

空と住宅

住宅の外壁は、家を守る要です。だからこそ、丈夫でありながら家の外観を自由に形成出来るものが選ばれています。現在主流となっているのは「サイディング」と呼ばれる外壁材です。

この外壁の特徴や劣化をしてきたときの対処法を紹介します。

外壁に用いられる主な4種類のサイディング材

木質系サイディング

【耐久性:約10年/1平方メートルあたり2,000~3,000円】

天然の木材を加工し素材にしたのが木質系サイディングです。

肌触りがよく、温かい雰囲気と風合いを持っています。デザインのバリエーションは少ないものの人気のあるサイディング材です。

木質系サイディングのメリットは何と言ってもその断熱性の高さ。常に室内の気温を快適な温度に保つことに長けています。

外観に温かみを持たせたい方や断熱効果にこだわりたい方に適したサイディング材と言えます。

樹脂系サイディング

【耐久性:約10~20年/1平方メートルあたり3,000~4,000円】

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を原料として作られたサイディング材です。

優れた耐候性を持ち、サビや腐食、劣化、退色しにくいという特徴があります。

樹脂系サイディングはたくさんのメリットを持つサイディング材として知られています。紫外線や雨風に強く、また弾力があるので地震にも強いです。さらに、シーリング材を使っていないのでメンテンナンスフリーになることもあります。

ただ他のサイディング材に比べデザインやカラーバリエーションが少なく、日本ではあまり使われていません。

金属系サイディング

【耐久性:約10年/1平方メートルあたり3,000~5,000円】

金属系サイディングは、金属の板金を細かくして生成した素材を用いて作られたサイディング材です。金属の種類としては、アルミニウムやステンレス、ガルバニウム、鉄などが使われています。

断熱性や防音性、防水性に長けており、また軽量なので建物に負担をかけずに済むというメリットを持っています。さらに、ひび割れしにくいという特徴も持ちあわせています。デザインやカラーバリエーションも豊富です。

窯業系サイディング

【耐久性:約8~13年/1平方メートルあたり4,500~6,000円】

現在、サイディング材の7割のシェアを誇るのがこの窯業系サイディングです。セメント質と繊維質が素材として使われています。

耐久性こそ他のサイディング材と大差はありませんが、耐震性や防音性、耐火性に優れ、またデザインやカラーバリエーションも豊富、しかも手入れを楽に済ますことができるといった、たくさんのメリットを持ち合わせています。

最近の住宅は窯業系サイディングが主流

現在、住宅の外壁に使われる素材の中で圧倒的なシェア率を誇っているのが窯業系サイディングです。そのシェア率は外壁素材全体の7割に及びます。2位のモルタル壁は約13%、3位の金属系サイディングは約9%という数値から、いかに窯業系サイディングが圧倒的人気を持っているか分かります。

他のサイディング材自体のシェア率を含むと、外壁素材全体の8割に届きます。とにかく人気のある素材なのです。

円グラフ

窯業系サイディングが選ばれる3つの理由

地震などの災害に強い

地震大国である日本において、「地震に強い家」というのはとても心強い存在と言えます。優れた耐震性、耐久性、耐火性を持ち合わせている窯業系は、まさに日本の風土にピッタリの外壁素材なのです。

デザインのバリエーションが豊富

窯業系サイディングはとにかくデザインが豊富です。そのため、色や柄を自分の好みに合わせて選ぶことも訳なく出来てしまいます。

ヨーロッパ諸国で見られるようなレンガ造りの外壁も簡単に作ることができます。

セルフクリーニング機能でお手入れがラク

窯業系サイディングには、壁に付着した汚れを雨水で落とすことができる「セルフクリーニング機能」を付けることもできます。この機能を付けるだけで、手入れがとても楽になります。もともと見た目の良い外壁素材ですが、保持性に長けた素材でもあるのです。

窯業系サイディングの劣化状況が分かる3つのサイン

シーリング(コーキング)の劣化

シーリング(コーキング)の劣化には、シーリングの剥離や経年劣化によるひび割れ、シーリング自体の肉痩せなどが含まれます。

シーリングが劣化し外壁に隙間が出来てしまうと、そこから雨水が内部に侵入してしまいます。家自体が傷む要因となり得る、危険な状態です。

チョーキング

外壁の塗装が紫外線の影響で劣化してくると、塗料の成分の顔料が粉状となって浮き出てきます。これをチョーキングと言います。

チョーキング状態にある外壁を塗装しても、塗料を密着させることができず、塗膜が剥がれやすい状態となってしまいます。

クラック

クラックは、いわゆる「ひび割れ」のことを指します。サイディング材の場合、ボードを留めているビスからひび割れが起こることもあります。ただサイディング材のクラックは、モルタル壁と比較すると発生する頻度が少ない傾向にあるとされています。

メンテナンスサイクルを知って窯業系サイディングを長持ちさせよう

サイディングボードはパッと見加工されていないように見えますが、実際のところ塗料で保護加工がされている状態となっています。ただ加工されているとは言え、やはりサイディング材には寿命があります。

経過年数による適切な施工(塗装・貼り替え)タイミングのことを「メンテナンスサイクル」と言います。

メンテナンスサイクルはあくまで目安です。家の環境や使用する外装材によって施工するタイミングが変わってくるからです。

表
TOP